『見えない力が意味の有る偶然を起こす』

《1. 非常識な法則》

  ふと、ある知人を思い出していた時、急にその人から連絡がきたことが有りませんか?
  何かのついでに聞いた話が、その直後の仕事に役立ったり、そのおかげでトラブルを回避できたことは有りませんか?
  長いあいだ探していた欲しかった物が突然手に入り、そのあとからは、あんなに探しても見つからなかった品物が、次々と目の前に現れたことは有りませんか?
  私の廻りでは、このどれもが頻繁に起きています。

  この偶然とも思える現象については、一般的に自己啓発の常識として、「心がポジティブであれば周りが良く見え、正しい判断ができる」と言われています。
  しかし、ポジティブでなくても意味のある現象はいつでも私たちの身の廻りに溢れていて、ポジティブであれば期待していた偶然が、ネガティブであれば困難な問題が起きています。
  そして、“運のいい人”は、必要な偶然を起こすための思考とアクションを、潜在的に知っています。

  「非常識な法則」という見出しは、事業成功のロングセラーバイブルとして、書店の起業・マーケティングコーナーに並べられている『非常識な成功法則 (フォレスト出版 神田昌典著 初版本2002年)』からの引用です。神田昌典氏とは、経営コンサルタント業界で知らない人はいないというほど有名な神的存在です。
  「非常識な成功法則」は、事業家、経営者のための自己啓発書ですが、書かれている行動指針は、
  〇まわりの環境(どんな人を自分のまわりに置くか)で自分の現実が変わってしまう。
  〇目標は紙に書くと実現する。
  〇明確な目標を持ち、それを潜在意識にプログラミングしただけで、あなたは自動追跡装置付きミサイルのように目標に向かって飛んでいく。
  〇脳は、貴方が質問するとアンテナが非常に敏感になり、必要な情報や資源を効率的にキャッチできるようになる。その結果、必要なことが、必要なタイミングで起こってくる。
  といった、“一見非常識、無形だと思われる行動指針”ばかりですが、結局、多くのビジネス成功者達は同じことを言っています。

  成功した経営者・起業家の中ではポジティブマインドは常識であり、意識改革をし、そのマインドを得ることが起業・成功の第一歩とされています。
  そして、意識改革により霊界マインドを得ることは、「霊界通信」においても目的達成への初めの一歩であり、共通法則です。

《2. 霊界通信の見えない力》

  死者の存在を感じ、会話する方法について、精神世界関連の書籍やサイトでは、様々な手法や、心の在り方、体験例などが綴られています。
  “死者からのメッセージ”の体験例は「私にも届くかも!」と、死者との再会への微かな希望を与えてくれます。
  ただ、それらの多くは曖昧で、一貫性に乏しく、具体的な方法と根拠は示さず、現実、非現実の区別は問題ではなく、「メッセージであると思い込むことが重要」であるかのような結論となっていて、 中には、マインドコントロールをセミナーなどで実施している“講習会”も有ります。(※マインドコントロールは操作者の都合によるもので、自己暗示とは異なります)

  これまで“世の中に偶然は存在しない”ことと、仮説として“死後の世界はエネルギーの世界である”ことを述べてきました。
  亡くなった人からのサインや、メッセージを得る方法については、“明確な法則”を示すことができなかったので、概念としてお伝えしていました。
  しかし、私は亡くなった前妻と現実に会話し、“今ここにいる”としか思えない不思議な出来事を何度も経験しました。
  そして、《orpheus_journey》を通じて「死者との再会」のお手伝いを始めると、死者からのメッセージを得ることができた方々から、 具体的なご報告が届きだし、死んだ人と私たちを結び付ける共通の法則が存在する証拠がそろい始めました。

  亡くなった人の存在を確信した皆様の体験の共通事項と、それを補う合理的な推論を根拠として、今現在分かってきた霊界通信を起こす見えない力について、 仮説ですが、”霊界通信の法則”として掲載いたします。

《3. 霊界通信のポイント》

  亡くなった人からのメッセージを受け取るためには、キッカケと、いくつかのポイントが有ると、《orpheus_journey》で繰り返し伝えてきました。
  ポイントは“環境を整える(@故人、A貴方)”こと。
  貴方に足りないことを補い、“Bアクションを起こす”こと。
  そして、貴方に訪れている“Cタイミングを逃さない”ことです。
  環境を整える対象者は二人、メッセージを送ってくる霊界の愛する人と、メッセージを受け取る貴方の双方の環境を整えることが必要です。

(1)霊界にいる人の環境を整える

  死者が哀しみと執着の中から送れるサインは、いわゆる憑依のような状態で、本人も、「誰に、何を伝えているのか」も分からず、苦しみだけを訴えかけてきます。
  霊界にいる死者が自身の死を自覚し、安らぎ、心落ち着いた状態でなければ、私達が理解できる明瞭で具体的なメッセージは送れません。
  私たちにできることは、変わらぬ優しさで話しかけ、大切な人を愛で包み込んであげることです。

  “八王子の僧侶”は、睡眠中の霊視からの情報により、さ迷う霊に対し「死を自覚させ、話を聞き、納得させる」と、シンプルな語り掛けを実践していました。 そこには難解な宗教教義も、呪文のような言葉も有りません。
  供養とは、遠くの世界へ向かわせることではなく、愛を送り、死者の怒り、不安、悲しみ、苦しみを和らげ、安らぎを与え癒やしてあげることです。

(2)貴方の環境を整える

  霊界からのメッセージを得られない人の共通点は、潜在意識の中で死後の世界を認めていません。死後の世界を認めない者にとって、霊界からのメッセージなど本当は存在しない情報であり、 霊界からのサインに気付くことは有りません。

  自分のまわりを本当のことを知っている人でかため、死者との再会を体験した人からアドバイスを得ることで、潜在意識にある貴方の常識が変化します。
  無意味な価値観を放棄し、死後の世界の存在を理解している人の思考を取り入れ、現実に起きている不思議現象を認めれば、メッセージを受け取れる環境は整いだします。

(3)アクションを起こす

  亡くなった人からのサインは、初めは、些細なことが貴方の周りに起こる現象です。その些細な現象が、確率的に通常は起こりにくい現象であれば、それは意味のある偶然です。
  小さなサインに気付き、霊界からのサインを意識しはじめると、次々と連鎖した意味のある偶然が起こります。

  有意な偶然(シンクロニシティ―)を起こすためには、死者の存在をイメージすることです。「死者に会いたい」ではなく、死者が貴方の傍に居ること、 メッセージが届くことをイメージすることです。
  「○○したい」と言う願望は、「本当はそのようなことは実現しない」と潜在意識で否定している状態であり、イメージできないことは実現しません。

(4)タイミングを逃がさない

  メッセージを受け取るための“死者との再会のキッカケ”は、貴方は既に得ています。
  《orpheus_journey》を見つけ、私に起きた現実、皆様に起きた現実を知り、「死後の世界は有るのでは」と意識しはじめ、集合的無意識としてネットワークに繋がり初めています。

  有意な偶然が現実と一致し始めた時が、死者との再会が始まるタイミングです。霊界からのサインを見逃さず、繋がりだしたサインからメッセージの意味を理解できれば、 貴方に起きたシンクロニシティーは、霊界通信の確かな証拠へと変わって行きます。

《4. ミラーニューロンの働き・・・環境を整える》

(1)ミラーニューロンの法則

  ミラーニューロンはイタリア-パルマ大学のジャコーモ・リッツォラッティらによって、1996年に発見され、自分自身が体験をしていなくても、別の固体の行動を観察しているだけで、 まるで自身が行動をしているのと同じ状態になる脳内の神経細胞を指します。

  ものまね細胞とも呼ばれていて、一緒にいる人たちと行動パターンや思考パターンが一緒になるなど、人は必然として周囲の影響を受けてしまうという法則です。
  収入、環境、考え方など、今の貴方の現実は、貴方の周りの5人で作られていると言われています。貴方の友人5人の年収を足して5で割ると平均年収が算出され、それが、貴方の年収です。

(2)イメージしたものが現実になるる

  綺麗で、知的で、お洒落な人になりたいなら、お手本となる素敵な人と一緒にいる。起業を目指しているのなら、成功している実業家の側で、 その行動を模倣する。亡くなった人からのメッセージを得たいのなら、既に死者との再会を果たした人の思考を取り入れる。
  死後の世界の現実を体験した人と常に一緒にいると、ミラーニューロン効果で、貴方もそうなるための考え方や行動がとれるようになり、自然にイメージを持つことができます。

  イメージが持てない人の多くは、自分のやるべきことがわからず、アドバイスが欲しいのに、死後の世界のことを話す人がいない状況となっています。
  貴方のミラーニューロンに影響を与える人が身近に居なければ、死後の世界を体験的に理解している人たちとの交流の場を探す。メールでの会話でもミラーニューロンは刺激を受けます。 書籍などから知識を得ることもイメージを持つためには有効です。

  死後の世界を否定している人たちは、個人の価値観や、本当は自分が知らないことまでも常識として説得してくるので「近寄らない」、もしくは「聞かない」ということです。
  否定的な想像をすると、ミラーニューロンという脳の“ものまね細胞”が無意識に働き、死後の世界はないとする考え方と同じ状態に脳が変換してしまいます。

《5. シンクロニシティ―の法則》

(1)集合的無意識

  スイスの分析心理学者カール・グフタフ・ユングは、「人の意識は深層の部分で全て繋がっている」“集合的無意識”と、「意味のある偶然の一致が、 この世界には普遍的に存在する」“シンクロニシティー”の概念を提唱しました。
  私たちの生きている世界には未知の法則があり、「見えない力」が偶然の出来事を起こしています。
  シンクロニシティ―や、インスピレーションは、見えない世界と私たちを結び付ける“ひらめき”や“虫の知らせ”、“未来予知”の法則でもあります。

(2)シンクロニシティ―の法則

  カール・グフタフ・ユングが提唱したシンクロニシティ―とは、法則を持った現象だと言われていて、確率的に起こりにくいことが、離れた場所で、 絶妙なタイミングで連鎖して起き、あたかも、時空を超えた情報のやり取りが起きているような現象です。

  人の潜在意識の中では、集合的無意識として他者の意識や自然界、過去・未來とも繋がっていて、時空を超えた全ての情報があると考えられています。
  シンクロニシティ―は集合的無意識から起きるので、似た波長の想念は遠く離れていても響き合い、他者と共鳴すると増幅します。
  重要なのはそのタイミングと意味であり、偶然は象徴的に起こり、明確なサインとなっています。

《6. 意味のある偶然を起こす》

(1)集合的無意識へのアクセス

  貴方の思いを行動として表現すると、他者にも、死者にも意識が届き、集合的無意識に蓄積されて行きます。同じ願いを持ったご家族や友人の波長と共鳴すれば、その想念は増幅されます。

  “偶然”には意味が有ることを認め、イメージを明確に設定すれば、集合的無意識が働き、シンクロニシティ―は起きやすくなります。
  否定の情感は否定の現象を引き起こします。先入観や執着心が強ければ、潜在意識は活性化せず、シンクロニシティ―現象は起こらないか、起こっても何も気付きません。
  量子論で観察される「素粒子の動きは、観察者の意志によって変化する」現象と同じ現象が起きます。

  前世を認めなければ前世があたかもないような現象が起こり、前世を認めれば前世を象徴するような出来事が起きます。

(2)イメージを明確に設定

  おいしいものを食べている時、ふと「○○(故人)も食べてみな!」と自然に分け与えると、故人の感情が湧き出てくることがあります。
  車の助手席に故人を乗せてドライブしている時、「なんてきれいな夕焼けなんだ」と、一瞬時間を止め眺めていると意味も分からず涙が溢れたり、買い物中に商品の選択に迷ったとき、 故人からの自然な答えがイメージされることが起こります。
  時には、貴方のイメージに対する裏付けが、有形な現象となって示されることもあります。やってくるメッセージは様々な方法で表現されますが、 「絶妙」なタイミングで「適切」なものとなっています。

  イメージを明確に設定するときにやってはいけないことは、貴方の期待する環境を強引に創作することです。
  「故人に会いたい、だから故人に会えるように努力しよう」と言った行動は、本当は“死後の世界の存在を確信していない”否定に近い感情です。
  故人が傍に居ることを必死にイメージしている貴方は、必死であればあるほど自然な状態ではなく、貴方がイメージ(本当は会えないと予想)している通り、 必死な貴方の“会いたい状態”が望み通り実現されてしまいます。

  ただし、明確なイメージとは、設定するのではなく湧き上がってくるものです。あえて“設定”と表現したのは、湧き上がってきたイメージを“思い込み、空想”と否定して、 消し去らないように意識するためです。
  “当たり前のように傍に居ることをイメージする”とは、努力してやることではありません。執着、否定があってはできません。

《7. メッセージのタイミング》

(1)サインの意味を理解する

  身の周りに起きる些細な意味のある偶然に対して意味を意識すると、さらにそれを補うサインが連鎖して起き、メッセージとなって行きます。
  絶妙なタイミングで届けられる「微かで象徴的サイン」を見逃さないで、その意味を意識することです。
  サインの意味を理解するポイントは、願望による偏った判断を加えず、起きたことをそのまま受け止め、常識としての控えめな評価をせず、直観に従って意味を意識することです。
  シンクロニシティ―が起き、サインを受け取っても、間違って受け止めてしまったり、無視してしまったら、受け取っていないことと同じことです。

(2)メッセージが届かない

  死後の世界からメッセージが届かなければ、まだ知るタイミングではないということです。
  死後の世界の存在を知ってしまえば、愛する人の傍に行こうとしませんか?
  亡くなった人との交信ばかりに囚われ、正常な社会生活を送れなくなってしまいませんか?
  愛する人との思い出を大切にしながら新たな環境に進むことが、貴方の人生で予定されていませんか?
  死後の世界を知らない方が良い人には、メッセージは何も届きません。

  あなたの願望や目的が障害となって霊界からのメッセージが届かないのなら、メッセージを受け取ることで、あなたが強く、そして優しくなれるように、考え方、行動の方向修整が必要です。
  貴方がメッセージを受け取るべきタイミングであれば、メッセージは必ず何らかの形で届きます。今までは何も得られなくても、その時を待っていたかの如く必要な情報だけが届きます。
  会うべき人であれば会うことになり、知るべき事であれば知ることになります。

《8. 愛する人と繋がる》

   私は根拠のない常識を徹底的に排除することにより環境を創りました。私に起きた些細な不思議現象を現実と認め、死後の世界の存在に触れたことにより“イメージ”が起こり、 必要な情報がもたらされました。

  環境は自分で創るものです。死者とのコンタクトは、心からの深い納得ができるかどうかに大きく影響されるものだからです。
  「死後の世界を信じている」状態は、まだ、何も知らない状態であり、“本当は否定している真実”を追いかければ追いかける程、 ずっと「真実を追いかけている状態」であり続けることになってしまいます。
  イメージできないことは現実とはなりません。

  常識も、権威も、無用な先入観はすべて放棄し、疑いを捨てれば環境が整います。
  修行も、秘儀も必要ありません。メッセージを受け取ることを意識し、愛する人の存在をイメージできれば、あなたに必要なメッセージが、絶妙なタイミングで届きだします。

  貴方一人ではどうにもならないことも、ネットワークが繋がれば容易いこと。
  ただ一度の意味のある偶然により、あなたの叶えたい目的が実現することを心から信じられるようになり、それが当たり前になり、どんどん変化して行くことを願っています。

  最後に、イギリスのノーベル物理学賞受賞者であるブライアン・D・ジョゼフソンの言葉を贈ります。

  「科学者が全体としてある考え方を否定したとしても、その考え方が不合理だという証拠にはならない。むしろ、そのような主張の基盤を慎重に調査し、どれほどの精査に耐えるかを判断すべきだ」
  そして、超心理学的現象について、「量子論は情報理論や計算理論と結び付けられ、大きな成果をあげている。 そこから発展していけば、従来の科学では解明されていないテレパシーなども説明できるかもしれない

霊界通信の法則を掲載した理由については、自分のことに掲載します。